山形東ロータリークラブ会報　第1493回例会

2020年02月07日　金曜日　　　会場：ホテルキャッスル
■点鐘／12：30
■ロータリーソング／国歌斉唱・奉仕の理想

会長挨拶・幹事報告

　立春が過ぎ、昨日の雪でようやく山形らしくなりました。また、昨日今日と冷えたので、今日水道の破裂修理の電話がきました。
　今日は山形市の水道についてお話します。
　山形市の水道の水系としては、見崎系・松原系・県水系・蔵王温泉系・山寺水系・蔵王堀田水系の６水系に分けられます。
　見崎系の最上川を水源とする見崎浄水場は、ポンプ加圧方式により市内の北部・西部への配水区域の約４０％へ給水し、松原系の蔵王ダム・馬見ヶ崎川支流不動沢を水源とする松原浄水場は、市内の東部・南部へ配水区域の約４０％へ給水、また県水系の寒河江ダムを水源とする南山形配水場は、市内南部・西部へ配水区域の約２０％へ給水を行っています。この他、小規模な浄水場から蔵王地区や山寺地区などへ配水区域の約５％給水しています。
　寒河江ダムを水源とした県営村山広域水道は、山形市・天童市・上山市・村山市・寒河江市・東根市・河北町・大江町・西川町・朝日町・中山町・山辺町の６市６町に給水しています。山形市の須川より西側の地区、大曽根・村木沢は中山町・山辺町で作る最上川中部水道企業団より給水されています。
　平成２５年７月１７日～１８日の梅雨前線性の豪雨により、寒河江ダム上流域の、土砂流失により高濁度化し、寒河江ダムを水源とした、山形市の南山形配水場・天童市・上山市・中山町・山辺町が渇水ではなく、濁度がひどく浄水できないために断水してしまいました。水道管は基本、全てつながっているので、その時山形市では、蔵王ダムの取水を増やし、県水系で給水していた配水区域２０％分を断水せずに松原浄水場より給水することができました。見崎系・松原系・県水系の３水系で市内配水９５％をまかなっているため、松原系の蔵王ダムからは、山形市は扇状地ですので自然流下で給水できますが、見崎系の最上川の水は反対に上に上げなければならないため、上下水道部の敷地に現在さらなる増圧ポンプＵＰ施設を作っています。完成すれば、３ブロックでお互いに水を廻すことができ、市民のライフラインは安全・安心に給水できることになります。