山形東ロータリークラブ会報　第1251回例会

2014年05月16日　金曜日　　　会場：ホテルキャッスル
■点鐘／12：30
■ロータリーソング／国歌斉唱奉仕の理想
■ビジター紹介／中山ロータリークラブ永田氏、

会長挨拶・幹事報告

　来月からサッカーのワールドカップが始まりますが、今週は日本代表のメンバーも発表されて、だんだん盛り上がってきました。
　ところで、１９９０年代後半以降で、ヨーロッパのサッカー界で最も有名な選手というと誰だと思いますか。
　いろんな人の名前が挙がるかもしれませんが、忘れてはならないのはジャン・マルク・ボスマンというベルギーの選手です。
　ボスマンは、サッカープレーヤーとしてはぱっとしませんでしたが、１９９５年にヨーロッパサッカー連盟を相手に欧州司法裁判所に訴えを起こしたことにより、ボスマン判決と言われている有名な判決が出されました。その判決の内容は、ＥＵに加盟する国の国籍を持つプロサッカー選手が以前所属したクラブとの契約を完了した場合、ＥＵ域内の他のクラブへの移籍の自由を認めるというものと、ＥＵ域内のクラブチームは、ＥＵ加盟国籍を持つ選手を外国籍扱いにできないというものでした。
　この判決の影響は非常に大きく、資金力のあるビッククラブによるスター選手の争奪戦が過熱し、選手の年俸が高騰しました。その判決前までは、契約が終了した後もプロサッカー選手は次に契約するクラブを自由に選ぶことができず、クラブが選手の保有権を持っていて、契約を延長することも他のクラブから移籍金をとって売り払うことができたのを劇的に変えたといえます。この判決の結果、ＥＵ内のクラブは選手と長期契約を結ぶようになり、長期契約期間中に他のクラブに移籍するためには契約を破棄することになるので「違約金が発生し、それを支払う必要があります。現在、ＥＵ内のクラブにおいて、移籍金と言っているのは、この違約金を指します。
　ボスマン選手は、スタープレーヤーではないかもしれませんが、ヨーロッパサッカー界に影響を及ぼしたナンバーワンの選手として記憶にとどめていただければと思います。

【幹事報告】
１．5月5日ふれあい例会のお礼
　　　14名の会員に参加して頂きありがとうございました。
　　　(家族＋ボランティア学生総勢 64名の参加でした)

　　　※ 当日の写真を例会のとき、回覧して下さい。
　　　　(5月14日の打合せの時、お渡し致します)

　２．5月23日クラブフォーラムの参加のお願い
　　　地区職業奉仕委員会の鈴木一作委員長の講話があります。
　　　大変勉強になる話ですので、多数のご出席をお待ちしております。
　
　３．幹事会開催の件
　　　例会終了後、理事の方はお残り下さい。　