山形東ロータリークラブ会報　第1231回例会

　昨日、広島高等裁判所岡山支部において、１票の格差訴訟の判決が出ました。７月に行われた参議院の選挙において、１票の格差が４．７７倍になっており、投票の価値の平等は憲法上最も基本的な要請であることから、この状態は違憲で、かつ選挙を無効と断じました。判決が確定すれば、岡山選挙区の選出の議員は失職することとなります。それを避けるため、岡山選挙管理委員会は、最高裁に上告するだろうと思います。
　最高裁は、今月、衆議院の選挙について、違憲状態という判決を出しておりますので、今回の高裁判決について上告された場合、最高裁がどのような判断をするのか注目されます。
　１票の格差訴訟を遂行している弁護士グループには二つあり、一つは升永英俊弁護士が中心となっているグループです。升永弁護士は、青色発光ダイオードの訴訟など担当した弁護士としても有名です。もう一つ山口邦明弁護士が中心となっているグループです。山口グループのほうが格差訴訟では老舗で、升永グループのほうが比較的新しいです。互いに競いあっていますが、両方とも弁護士が手弁当でやっています。
　私は、山口グループの中心として活動されている山口弁護士や森弁護士とは面識があり、１７年ほど前、東京の法律事務所に勤務していたとき、東京弁護士会内の同じ派閥に所属していたのが縁で、知り合いになりました。その頃から格差訴訟に取り組まれており、なかなか裁判所が違憲判決を出してくれないということで苦労されていました。高裁では違憲無効という判決を出すようになって少しずつ苦労が報われつつありますが、最高裁がまだなので、もう一息です。東京の弁護士会には派閥があり、地方の弁護士会からみると非常に妙なものなのですが、派閥の話は別の機会にしたいと思います。

ロータリー財団、平吹幸治郎会員。親睦委員会、工藤裕史会員。米山奨学、吉田安伸会員。

中野健児会員、松山南ロータリークラブ例会に訪問して大歓迎して頂きました。吉田義尚会員、１１月の仕事が早く終わりました。吉田安伸会員、米山奨学金寄付の協力ありがとうございマス、本日卓話担当です。

会員総数 出席義務会員数 出席会員数 出席率 本　日 37名 － 23名 － 修　正 37名 36名 33名 91.67％

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