第1582回例会 – 山形東ロータリークラブ

2023年4月21日金曜日　　会場：ホテルキャッスル
■点鐘／12:30　　■ロータリーソング／我等の生業

会長挨拶

ここに来てコロナ感染第8波もかなり感染者数が減り、5月8日から新型コロナウイルス感染症の感染症分類が 2類から5類に変更になることは皆さんもご存知だと思います。ここで5類移行後に何が変わるかということに関してもう一度きちんと皆さんに説明しておこうと思います。
一番大きいのは、療養期間の考え方が変わることであります。現在の2類の感染症分類では、感染した場合は感染拡大防止のために本人そして濃厚接触者は外出の自粛がなされなければいけないということが法律に基づいて決められております。5類移行後はこの法律に基づく外出自粛は求められず、外出を控えるかどうかは個人の判断に委ねられるという形になり、法的強制力がなくなるということです。それはインフルエンザと同じ分類で、インフルエンザの場合、本人の行動制限に関しては、学校保健法では5日間の出席停止となっており、就業に関しては職場等での個人判断に委ねられます。またインフルエンザとの濃厚接触者に関しましては全く制限はありません。今回コロナ感染症も5類になりますと一応5日間の外出自粛が努力義務となりますが、外出を控えるかどうかに関しましては個人の判断に任せられるそういう形になります。
もう一つ大きな変化は、医療費に関してです。これまではコロナ感染症の治療費は国から全額支給されでおりましたが、5類移行後は特殊なコロナ抗ウイルス剤以外は自前の医療費になります。医療機関もコロナ感染だと言って診療を拒否することはできなくなり、一般診療と同等となります。
初期のコロナ感染は非常に感染率の高く、重症化率が大きくて死者もかなり出ました。行動制限が必要で社会生活にとても支障がある感染症でありました。しかしここに来て今だ感染力はまだ高い状況にありますが重症化率は下がり、万一感染しても治療薬等に今までと大きな違いが出てきており対応できる感染症になってきております。ようやくウィズコロナの状況になってきたというように考えいただいて宜しいかと思います。